医療用から一般用に切り替えられたスイッチOTC医薬品の購入額が一定以上になると税負担を軽減する「セルフメディケーション税制」について、厚生労働省の有識者検討会は10日、風邪など4つの症状群を対象に加えることを決めた。また、関節痛などに効能・効果があるメコバラミンなど4成分を対象から外し、その経過措置の期間を4年とすることでも合意した。いずれも、2022年1月1日から適用される。【松村秀士】
対象に加わるのは、医療費適正化の効果が著しく高いとみられる「腰痛、関節痛、肩こり」「風邪」「アレルギー」「胃腸」の4つの症状群。一方、現在は対象となっているユビデカレノンやメコバラミン、L-アスパラギン酸カルシウム、フッ化ナトリウムの4成分が除外される。いずれも、医療費適正化の効果が低いと考えられるもので、経過措置の期間は22年1月から25年12月末まで。
■経過措置期間で意見分かれる
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