新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行の懸念が指摘される中、インフルエンザワクチンの65歳以上への接種を優先させるよう厚生労働省が呼び掛けたのを受けて、日本小児科医会は17日、小児への接種時期を一律に遅らせることは避けるべきだとする見解を発表した。乳幼児にはインフルエンザ脳症のリスクがありワクチン接種の優先順位が高く、医療機関の判断で接種の対象や時期を決めてよいという解釈を示している。【兼松昭夫】
日本小児科医会はまた、10月からの接種の予約を完了させている医療機関もあるため、高齢者への接種を優先させることで、予約の変更などで混乱が起きるリスクを指摘した。さらに、乳幼児や児童への接種を遅らせることでどのような影響があるかの検討が十分でないとしている。
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