中央社会保険医療協議会は16日、診療報酬基本問題小委員会と総会を開催。総会では、▽2020年度診療報酬改定の効果検証として「入院医療等の調査・評価分科会」が実施する調査の内容▽医療機器の保険適用▽先進医療会議からの報告▽被災地の特例措置-など全ての議題を異論なく了承した。また、小塩隆士会長(一橋大経済学部教授)は、前々回総会で会長預かりとした新型コロナウイルス感染症に関する「重症度、医療・看護必要度」の経過措置延長などについての対応を説明、了承された。【ライター 設楽幸雄】
診療報酬基本問題小委員会は、「入院医療等の調査・評価分科会」が実施する入院医療に関する20年度改定の効果検証のための調査の内容とスケジュールに関する報告を受け議論。
診療側からは、コロナの感染拡大の状況を踏まえて、スケジュールについては柔軟な対応を求める意見があった。
一方、支払側からは、看護必要度の施設基準の経過措置が20年9月30日までから21年3月31日までに延長されたことを踏まえ、20年度調査の結果報告時期について、予定している21年3月より早い2月中を求める意見があった。また、調査への回答率を高めることが求められた。
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