中央社会保険医療協議会は19日の総会で、新薬13成分25品目を26日付で薬価収載することを了承した。このうちノバルティスファーマの製品が5成分12品目を占めた。また、新薬創出等加算は6成分で算定され、費用対効果評価の対象品目にはノバルティスファーマの2成分が指定された。13成分のうち5成分は、高額薬としてDPC包括除外となった。【ライター 設楽幸雄】
今回収載の13成分は、ノバルティスファーマが5成分を占めた以外、残りの8成分はいずれも1社1成分となっており、ノバルティスファーマの突出ぶりが際立っている。
その5成分は、▽慢性心不全薬「エンレスト錠」(サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物、予測販売金額141億円=10年度、費用対効果評価=H5)▽二次性進行型多発性硬化症薬「メーゼント錠」(シポニモドフマル酸塩、予測販売金額47億円=10年度、新薬創出等加算=希少疾病用医薬品、有用性加算5%)▽非小細胞肺がん薬「タブレクタ錠」(カプマチニブ、予測販売金額27億円=10年度、新薬創出等加算=希少疾病用医薬品)▽気管支喘息薬「アラキュラ吸入用カプセル」(新有効成分含有配合剤、予測販売金額82億円=10年度)▽気管支喘息薬「エナジア吸入用カプセル」(新有効成分含有配合剤、予測販売金額251億円=10年度、新薬創出等加算=3年以内3番手以内、費用対効果評価=H5)-と多彩だ。
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