厚生労働省は新型コロナウイルス感染症に関する対応として、2020年度の介護支援専門員実務研修について一定の条件下で、実習の免除を認める。13日の事務連絡で都道府県などに対して示した。オンライン形式を含む講義を実施した上で、受講者に対してレポートを課すなどの対応を取り、3日間のOJTなどを受けさせることなどが要件。【吉木ちひろ】
介護支援専門員実務研修は、介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)の合格者を対象に、都道府県が実施する研修。対象者は、ケアプランの作成演習などを含む87時間の研修の受講を修了し、都道府県へ申請することで、介護支援専門員証の交付を受けられる。
厚労省は3月6日の事務連絡「新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて」(第4報)で研修の実施について、「特定事業所(加算)算定事業所での受入ではなく代替事業所で行うことや、実習期間を短縮するなど、都道府県で柔軟に判断することで差し支えない」としていた。
(残り676字 / 全1111字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】