厚生労働省労働基準局補償課職業病認定対策室は17日、脳血管疾患・虚血性心疾患などの労災認定基準改正案の概要を公表した。「雇用保険法等の一部を改正する法律」の一部施行に伴い、複数事業労働者に係る労働者災害補償保険制度の見直しが行われることを踏まえたもので、「認定基準について所要の改正を行う」としている。【新井哉】
負傷に起因するものを除く脳血管疾患と虚血性心疾患などに関する労災認定については、現在、認定基準に基づき行っている。改正案の概要によると、複数業務要因災害においても、認定基準に基づき、労災保険給付の対象となるか否かを判断し、認定基準における過重性の評価に係る「業務」を「複数業務」と解した上で、認定基準を適用する。
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