厚生労働省は17日、2019年の「国民生活基礎調査」の概況を公表した。「要介護者等」の年齢に関する年次推移を取り上げており、「年齢が高い階級が占める割合が上昇している」と指摘。介護が必要となった主な原因を要介護度別に見ると、要介護者では「認知症」の割合が最も高い。【新井哉】
19年の「要介護者等」の年齢を性別で見ると、男性は「80-84歳」(23.2%)、女性は「90 歳以上」(28.6%)の割合が最も高くなっている。
介護が必要となった主な原因を現在の要介護度別に見ると、要支援者では「関節疾患」(18.9%)の割合が最も高く、以下は「高齢による衰弱」(16.1%)、「骨折・転倒」(14.2%)などの順だった。要介護者は、「認知症」(24.3%)、「脳血管疾患(脳卒中)」(19.2%)、「骨折・転倒」(12.0%)などの順で割合が高かった。
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