厚生労働省は14日、医薬品・医療機器等安全性情報(No.374)を公表した。安全性情報では、添付文書(使用上の注意)の改訂を指導した、アルツハイマー型認知症治療剤の「メマンチン塩酸塩」(メマリー錠5mgなど)の副作用の経過と処置を取り上げ、医療関係者に注意を促している。【新井哉】
メマンチン塩酸塩を巡っては、6月の添付文書改訂で、「重大な副作用」の項に「完全房室ブロック、高度な洞徐脈等の徐脈性不整脈」を追記していた。直近約3年10カ月(2016年4月-20年1月)の副作用報告で因果関係が否定できない徐脈性不整脈関連症例が2例(死亡はなし)あった。過去1年間の推定使用患者数は約40万人。
(残り443字 / 全738字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】