厚生労働省は9日の社会保障審議会・医療保険部会で、匿名レセプト情報やDPCデータ(以下、匿名データ)の第三者提供の可否などを総合的に審査する専門委員会の設置を提案し、了承された。同委員会は、原則として年に4回開催され、12月に初会合が開かれる見通し。【松村秀士】
新たな専門委員会は、医療保険部会の下部組織という位置付けで、厚労省の「レセプト情報・特定健診等情報の提供に関するガイドライン」や「DPCデータの提供に関するガイドライン」などの検討を行う。
専門委員会ではまた、匿名データの提供の申出があった場合、その申出のあった匿名データの利用について、「相当の公益性」の有無を、▽匿名データの利用目的▽匿名データの利用内容▽成果の公表の有無-などを踏まえて判断するとともに、不適切な利用による個人の権利・利益の侵害防止の必要性の有無も含めて総合的に審査する。
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