厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染患者の発生が確認されて以降、患者と接した約310万人の医療従事者に、計約2,900億円の慰労金を支払う方針だ。1人当たり、「20万円」「10万円」「5万円」の3パターンの給付額を設定。厚労省の担当者は、「職種を限定せず、新型コロナ感染者以外も含めて、何らかの形で患者と接した医療従事者が対象」と話している。【松村秀士】

　27日に閣議決定された2020年度の第2次補正予算案に、厚労省は、新型コロナの「緊急包括支援交付金」の拡充に向けて2兆2,370億円を計上。このうち、患者と接する医療従事者に慰労金を支給するため、約2,900億円を充てる。これにより、約310万人に慰労金を支払う。

■対象者は？

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