22日付で薬価収載となる新薬9成分のうち、「チラージンS静注液」(あすか製薬)と「ノクサフィル錠」「ノクサフィル点滴静注」(MSD)の3品目は、高額新薬としてDPC点数の包括評価対象外とされる。また、2019年11月以降に効能効果や用法用量の追加が承認された「オプジーボ点滴静注」など18成分もDPC包括評価対象外とされる。8日の中央社会保険医療協議会・総会で了承された。【ライター 設楽幸雄】
DPC点数は入院料を中心にした包括評価で、薬剤費も包括されている。また、前年度の医療費実績を踏まえた評価となっている。その中で、新薬が薬価収載された場合、前年度の使用実績がなく、DPC点数にも反映されていないため、それを使用するとDPC点数では賄いきれないことが発生する。
そのため、新薬の標準的な使用法による薬剤費が、使用していない症例の薬剤費の84パーセンタイルを超える場合に、高額新薬として包括評価の対象外としている。
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