専門医を養成するため、厚生労働省は、基本領域とサブスペシャルティ領域との連動研修を、内科の8領域や外科の5領域などで実施できるようにすることを決めた。こうした方針を実現するよう、厚労相が日本専門医機構に近く要請。それに基づき、同機構は2021年4月から正式な連動研修の開始を目指す。厚労省が、13日の医道審議会・医師専門研修部会で明らかにした。【松村秀士】
連動研修が実施できる領域を決めたのは、厚労省の「サブスペシャルティ領域の在り方に関するワーキンググループ」(WG)。
同省が13日の同部会で公表したWGの報告書によると、同機構が認定する23のサブスペシャルティ領域について、「国民にわかりやすいものか」「地域医療提供体制に影響を及ぼさないか」など4つの視点に基づき、WGは、▽連動研修を行い得る領域▽連動研修を行わない領域▽少なくとも1つのサブスペシャルティ領域を修得した後に研修を行う領域-の3つに区分することが妥当だと判断。それぞれの区分に一定の要件を設け、サブスペシャルティ領域を整理した。
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