厚生労働省の「医療従事者の需給に関する検討会」の医師需給分科会は12日の会合で、大学医学部の地域枠の定義などを議論した。医学部の選抜枠は、一般枠と区別するとともに、都道府県の地域医療対策協議会(地対協)で議論した上で設定することで合意。一方、地域枠と地元出身者枠の定義については、同省が整理した上で次の検討会で引き続き話し合う。【松村秀士】
医学部の地域枠は、特定の地域や診療科で診療を行うことを条件に各大学が選抜枠を設け、都道府県が学生に奨学金を貸与する仕組み。一部の例外はあるが、都道府県が指定する区域で一定期間従事すれば、奨学金の返還が免除される。
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