厚生労働省は2月28日、「医療計画の見直し等に関する検討会」に対して、外来医療の機能分化・連携について4月までの集中的な検討を求めた。検討会として中間取りまとめを行い、社会保障審議会・医療部会に報告する。診療所などが中心となって担う一般外来と専門外来の区別についての考え方を問われた事務局は、次回以降の検討会で「まず線引きできるところから」データを開示する方針だと応じた。【吉木ちひろ】
全世代型社会保障検討会議の中間報告には、紹介状なしで大病院を外来受診した場合に患者に定額負担を求める制度について、「大病院・中小病院・診療所の外来機能の明確化を行いつつ、それを踏まえ対象病院を病床数200床以上の一般病院に拡大する」と明記された。
全世代型社会保障検討会議の最終報告の取りまとめが2020年夏に予定されていることなどを踏まえ、同検討会では「外来機能の明確化」「かかりつけ医機能の強化」「外来医療のかかり方に関する国民の理解の推進」の観点を含めた外来医療の機能分化・連携について集中的に検討を進める。
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