文部科学省は20日、長崎大など6大学10人の研究者による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する緊急研究について、科学研究費助成事業(特別研究促進費)による5,000万円の助成を行うことを発表した。各大学が持つアジアに展開する感染症研究拠点を活用して、流行実態や宿主動物に関する疫学調査を実施するほか、迅速診断法の開発に向けて新型コロナウイルスの抗体・抗原・遺伝子の検出技術の確立を目指す。【吉木ちひろ】
研究は長崎大、東京大、大阪大、東北大、神戸大、新潟大の6機関、10人の研究者で分担する。ベトナム・中国・タイ・フィリピン・インドネシア・ミャンマーの感染症研究拠点を活用してCOVID-19に関する情報や検体の収集・分析などを実施する。研究代表者は長崎大熱帯医学研究所・所長の森田公一教授。
調査内容は、「COVID-19の制御に向けた知見の収集」と「知見を踏まえた新型コロナウイルス検出技術の確立と評価の実施」。
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