厚生労働省が13日に公表した「医療経済実態調査」の結果によると、2018年度の一般病院全体(介護収益2%未満)の損益差額率はマイナス2.7%だった。前年度と比べて0.3ポイント改善したが、依然として赤字が続いている。一方、一般診療所全体ではプラス12.9%で若干悪化したが、2桁台の黒字を維持しており、病院と診療所の収支状況の明暗が改めて浮き彫りになった。この調査結果を受けて、中央社会保険医療協議会(中医協)などは、20年度診療報酬改定の議論を本格化させる。【松村秀士、兼松昭夫】
医療経済実態調査は、中医協が2年ごとに実施し、翌年度の診療報酬改定の基礎資料となる。今回は17、18年度の通年での1施設当たりの収支状況を調べた。
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