厚生労働省は11日、「障害者入所施設の在り方に関する検討会」(座長=柏女霊峰・淑徳大総合福祉学部教授)の中間報告を公表した。医療型障害児入所施設の課題などを取り上げており、著しい睡眠障害(昼夜逆転)、自傷・他傷、著しい多動、異食行動など、常に見守りが必要な入所児童が一定数存在していることを指摘。「こうした児童に対する手当が十分に行われていない現状にあるため、医療型における対応困難事例に対する更なる支援を図る必要がある」としている。【新井哉】
医療型障害児入所施設に関しては、▽発達支援機能▽自立支援機能▽社会的養護機能▽地域支援機能-に分けて課題と今後の方向性を示している。例えば、発達支援機能については、強度行動障害児や医療的ケア児への対応を記載。強度行動障害児に関しては「強度行動障害児特別支援加算は福祉型に限られている」と指摘している。
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