内閣府は11日、「薬が効かない(薬剤耐性)感染症に関する世論調査」の概要を公表した。薬剤耐性については、半数近くが「知らない」と回答。抗生物質が処方された際、1割超が医師や薬剤師の指示通りに飲まないことがあるという。【新井哉】
調査は、薬剤耐性感染症に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考にする狙いがある。全国の18歳以上の日本国籍を持つ3000人に対し、8月22日から9月1日まで行われ、1667人から有効回答を得た。
調査項目は、▽抗生物質の理解度▽抗生物質の服用に関する意識▽薬剤耐性の理解度▽薬剤耐性対策の理解度-の4項目。薬剤耐性に関しては、「知らない」が48.7%、「言葉だけ知っている」が31.2%、「よく知っている」が18.7%、「わからない」が1.4%だった。
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