文部科学省は13日、2020年度予算概算要求の新規事業に関する行政事業レビューシートを公表した。保健医療に関しては、AI研究開発の加速に向けた人材養成の産学協働プロジェクトを取り上げている。この事業に対する国費投入の必要性については、「人工知能(AI)を含めた科学技術を保健医療分野において推進・活用できる人材の育成を推進するものであり、適切かつ優先度が高い事業である」としている。【新井哉】
レビューシートでは、この事業の目的について「人材育成に取り組む大学を支援することで、保健医療分野でのAI実装に向けた新たな拠点を構築する」と説明。医療系学部のある大学を中心に、民間企業や団体などの協力を得て、「医療現場のニーズ・知見を用いてAI技術開発を推進する人材を養成する」としているほか、医療現場における医療データを活用した機械学習や企業におけるAI技術の課題解決の応用を学ぶといった具体的な方向性を示している。
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