厚生労働省は30日、「健やか親子21(第2次)」の中間評価に関する検討会(座長=五十嵐隆・国立成育医療研究センター理事長)の会合で、報告書案を示した。「十代の性感染症罹患率」「十代の喫煙率」などの52項目(指標)の評価結果の概要などを記載したもので、34項目が「改善した」としている。報告書案について、構成員から明確な反対意見は出なかったため、厚労省は今後、文言などの一部を修正し、正式な報告書として公表する予定。【新井哉】
「健やか親子21」は、20世紀の母子保健の取り組みの成果を踏まえ、関係者、関係機関・団体が一体となって母子保健に関する取り組みを推進する国民運動計画で、計画期間(2001-14年)の終了時に最終評価と次の計画の検討を行い、15年から第2次の計画を開始した。各基盤課題と重点課題の指標については、「健康水準の指標」「健康行動の指標」「環境整備の指標」の3段階に整理し、目標を掲げる52の指標と28の参考指標を設定していた。
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