【株式会社メディチュア 代表取締役 渡辺優】
■転院率の高い病院ほど、術後日数が短い傾向に
各病院のウェブサイトに開示されている「病院情報の公表」(2017年度実績)のデータから、大腿骨頸部骨折の手術患者について、転院率と平均術後日数を見た=グラフ1=。
転院率の高い病院は術後日数が短く、転院率の低い病院は術後日数が長くなっている。病院個別で見れば、術後日数が長くなる理由はさまざまあると考えられるが、「転院させる・させない」の違いが在院日数に影響を及ぼしていることが示唆される結果である。
グラフ1 大腿骨頸部骨折 観血的手術(K0461)の病院別の転院率と平均術後日数の関係 ※K0461の症例数が年30症例以上の病院で、2018年度 DPC大学病院本院群(27病院)、DPC特定病院群(114病院)を対象
病院情報の公表(2017年度実績、各病院のウェブサイト)を基に分析 ※以下、グラフ2・3も同様
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