【株式会社メディチュア 代表取締役 渡辺優】
■「急性期一般入院料2、3」はどの地域で?
「急性期一般入院料2」の届け出は、8月13日掲載のCBnewsマネジメントで報じていたように全国で30病院を超えた(「急性期一般入院料2」は全国で32病院・4151床)。この記事で集計された8月9日時点から1週間後の16日に再度集計をしたところ、35病院まで増えていた=グラフ1=。
グラフ 1 急性期一般入院料2の届け出病院数(2018年7月1日現在)
各地方厚生局 施設基準の届け出受理状況の公表資料を基に作成(以降、すべてのグラフが同様)
グラフ1のように、急性期一般入院料2を届け出た病院数を単純に比較すれば、そもそもの病院数の多い北海道が多くなるのは自然なことだろう。そこで、入院料2は7対1入院基本料・急性期一般入院料1からの転換であることから、入院料1・2の病院数の合計(1546件)を分母に、入院料2の割合を比較した=グラフ2=。すると、入院料2の病院割合は全国では2.3%で、50病院に1病院くらいの割合なのに対し、割合の高い山形、高知は14.3%と7分の1の割合となっている。病院数こそ多い北海道は5.9%であった。
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