国立感染症研究所は、「医療機関での麻疹対応ガイドライン」(第7版)を公表した。同研究所の感染症疫学センターが2年ぶりに改訂したもので、麻疹感染の疑いのある人を診療する際、事前に動線を確保するよう求めている。【松村秀士】
同ガイドラインは、医療機関のスタッフや実習生、外来・入院患者、面会者らの感染や発症を予防することを目的に作成された。
第7版では、麻疹患者の受診を想定した診療体制として、受付時に来院患者の発疹の有無を平常時からチェックするとともに、麻疹の感染が否定できないような発疹を確認した場合、速やかに患者を別室に誘導、または個室で管理できるよう、あらかじめ準備することを推奨している。
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