【特定医療法人谷田会 谷田病院 経営マネジメント職 堀部純】
医療の世界では、さまざまなデータの集計が必要になってくると思いますが、皆さんはどのようなツールやソフトを使っていますか? 恐らくほとんどの方がExcelを使用していると思います。今回はExcelで活用できる機能の紹介と簡単なプログラミングについてお伝えします(動画による説明もあります)。
■まず、フィルタ機能を使ってみよう
フィルタ機能はご存知ですか? 欲しい情報をすぐに抽出する機能ですが、比較的有名なことから、活用している方も多いかもしれません。Excelタブ内の「データ」にありますが、データの検索やフィルタリングをする場合は、この機能で十分でしょう。
フィルタボタンを押すと、項目名に「▼」が表示されます=図1=。その列のデータの一覧が表示されますが、チェックボックスのチェックが付いているものだけが表示されるので、フィルタリングをしたい場合などに使います。また、チェックリストのデータが膨大で、チェックを付ける/外すだけで対応できない場合は、リストの上の「検索」とあるテキストボックスに、検索したい単語などを入れると、その文字を含むデータのみフィルタリングできます。
例えば、病名で検索したい時、糖尿病も細かく名称が分かれていますが、それをリスト内から探し出してチェックを入れる場合、かなりの時間がかかります。このような場合、テキストボックスに「糖尿病」と入力すれば、「糖尿病」という文字が含まれるデータのみ抽出されます=図2=。プログラミングの前にまず、Excelに標準で搭載されているこのような機能を使用することはとても重要です。
図1 Excelのフィルタ機能
図2 「糖尿病」で検索した様子
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次回配信は5月17日5:00の予定です
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