厚生労働省は1日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会に、医師が情報通信機器を用いて患者と離れた場所から診察をする遠隔診療を診療報酬で評価するための要件の案として、すでに対面診療をして一定程度の受診期間がある患者を対象にすることなどを提案した。また、事前に治療計画を作成し、患者から同意を得ることも要件の案に盛り込んだ。【君塚靖】
遠隔診療については、6月9日に閣議決定された未来投資戦略2017で、「対面診療と遠隔診療を適切に組み合わせることにより効果的・効率的な医療の提供に資するものについては、次期診療報酬改定で評価を行う」などとされ、厚労省では、一部地域で動きだしている、いわゆるオンライン診療に関する実証事業などを基に、診療報酬で評価するための要件の案を作成した。
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