【特定医療法人谷田会谷田病院 経営マネジメント職 堀部純、事務部長 藤井将志】
■ちょっとした知識で数千万円のコストカットも夢じゃない
「100%業務改善ができるなんてことはないんじゃないの?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、私(堀部)は「プログラミングスキルを使えれば、100%業務改善できる」と断言します。
医師・看護師、事務職員すべての職員が毎日パソコンを使用していると思いますが、本当に皆さん使いこなせているでしょうか?「毎日使用している」という点に業務を改善するヒントがあります。例えば、職員が200人規模の病院で1人当たり10分パソコンにかかっている時間を減らすだけで、1日2000分のコスト削減になります。時間にすると約33時間、時給1000円(皆さんもっと高いですが)で計算したとしても、1日約3万3000円、1カ月で約100万円、1年で約1200万円のコスト削減が可能です。もちろんこんな単純にはいきませんが、ちょっとした知識を付けるだけで、パソコンでの作業が簡単に効率化できる可能性があります。
■ショートカットキーで「マウスを触らずに作業する」
「プログラミング」と聞くと、とっつきにくいかもしれませんが、「ショートカットキー」はご存知でしょうか?これは誰でも簡単に作業時間を短縮できるスキルです。特にパソコンに常に向き合って仕事をしている事務職員がマスターすれば、1日60分くらいの時間短縮は可能でしょう。「いかにマウスを触らずに作業できるのか」を意識してください。ショートカットキーのすべてをマスターする必要はありませんが、その中でも「データ保存」「画面切り替え」「コピー&ペースト」「ソフトの起動」、これらは頻繁に使用すると思います。これらの作業を、マウスを使わずにキーボードでするだけで、作業時間を30分は短縮できると思います。
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