中央社会保険医療協議会(中医協)の「入院医療等の調査・評価分科会」が6日に開いた会合では、DPCデータを用いて、「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)の該当患者割合の分布などを比較するシミュレーションの実施が決まった。【大戸豊】
このシミュレーションは、DPCのEFファイルを使い、看護必要度の評価項目を測定できるかをシミュレーションするもので、2つのデータを使い、該当患者割合の分布を比較したり、基準値の相関などを検証したりするもの。現在の看護必要度を、DPCデータを使った場合にどの程度の精度で測定できるのかを調べる。測定が可能になれば、医療現場での手間の軽減にもつながることが考えられる。前回8月24日の分科会で提案され、多くの委員が賛同した一方で、反対する委員も見られた。
看護必要度の測定、DPCデータ活用で負担軽減
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