中央社会保険医療協議会(中医協)は5日、診療報酬基本問題小委員会の会合を開き、DPC制度に関する検討状況の中間報告を小山信彌・DPC評価分科会長から受けた。この中で診療側の委員が、地域の中で自院が担うべき役割を病院側が考えて、それに合った医療機関群を選ぶような新たな仕組みを検討すべきだと指摘した。分科会は今後、それを踏まえて医療機関群の選択制について議論する。【佐藤貴彦】
会合で小山分科会長は、医療機関群のうち「II群」に所属するための要件を満たす病院でも、「III群」に所属する方が「有利」なケースがあると説明。ただ、今は要件を満たせばII群へと自動的に分類されることから、診療報酬改定の前年までに病院側がその意向を示せば、改定後にIII群に所属できるようにする仕組みについて、分科会で検討を進める方針を示した。
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