厚生労働省は14日、日立総合病院(茨城県日立市)や脳神経センター大田記念病院(広島県福山市)など、5つのDPC対象病院について、他病院との合併後もDPC制度への参加を認める方針を示した。同日の中央社会保険医療協議会(中医協)で報告した。同省は、DPC対象病院と出来高病院の合併などの際、DPC算定病床の増減が一定の範囲内であれば、同省への申請を不要とする新ルールを提案し、了承された。【敦賀陽平】
今回、DPC制度への継続参加が認められたのは、日立総合病院と脳神経センター大田記念病院のほか、▽新武雄病院(佐賀県武雄市)▽今村病院分院(鹿児島市)▽大隅鹿屋病院(同)―の計5病院。
日立総合病院は、多賀総合病院(茨城県日立市、148床)と10月に合併する予定だが、増床分は回復期リハビリ病棟に充て、DPC算定病床は503床を維持する。また、同月に合併予定の脳神経センター大田記念病院は、福山泌尿器病院(広島県福山市)の35床を加え、134床で7対1入院基本料の届け出を目指す。さらに、大町町立病院(佐賀県大町町、60床)と8月に合併予定の新武雄病院は、計195床で7対1病棟を運営する方針だ。
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