全国自治体病院協議会(全自病)は25日、来年春の診療報酬改定に向けた要望書をまとめた。重点項目は、出来高払いとDPC制度の計35項目。一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)については、一部の項目の評価日数の延長を求めているほか、DPC制度に関しては、機能評価係数IIの「地域医療係数」に報酬(財源)を重点配分するよう要望している。全自病では近く、国に要望書を提出する方針。【敦賀陽平】
全自病では今回、すべての会員病院を対象に、次期改定で改善する必要がある項目を調べた。その結果、「医師」「看護」「薬剤」「リハビリ」「事務」「臨床検査」「放射線」「栄養」「臨床工学」の各部門から、出来高払いとDPC制度で計687項目の要望があり、このうち128項目に絞り込んだ。
(残り966字 / 全1304字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】