厚生労働省が公表した2015年の「医療施設調査」と「病院報告」には、各都道府県の病床種類別の状況を表すデータが盛り込まれている。一般病床・療養病床のそれぞれで、人口当たりの平均在院患者数に特徴がある都道府県のデータを紹介する。【佐藤貴彦】
一方、最も少ないのは神奈川(645.5人)で、埼玉(690.2人)や愛知(726.3人)、千葉(732.5人)、東京(755.6人)なども少ない。
各都道府県の人口は、総務省統計局の15年「国勢調査」の「人口速報集計」の結果が用いられているが、同集計では人口が多い方から東京(1351万3734人)、神奈川(912万7323人)、大阪(883万8908人)、愛知(748万4094人)、埼玉(726万1271人)、千葉(622万4027人)などの順で、大阪以外が人口当たりの平均在院患者数が少ない5都県と合致する。
なお、大阪の人口10万人当たりの一日平均在院患者数は1007.1人で、全国平均(987.7人)より少し多い。
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