【飯田市立病院経営企画課長 宮内稔】
飯田市(長野県)は、今年6月20日に経済財政諮問会議の制度・地方行財政ワーキング・グループの視察を受けた。飯田市で進めている新たな取り組みを視察いただく中で、飯田市立病院および飯伊地区包括医療協議会へのヒアリングも行われた。
そこでも紹介された、飯田下伊那診療情報連携システム「ism-Link」(イズムリンク)についての現状と今後の発展可能性をご紹介したい。
飯田市立病院(423床)は、長野県南部にあり、愛知県や静岡県に接する飯田下伊那2次医療圏の高度急性期、急性期を中心に担う病院として、救命救急センターを運営し、地域医療支援病院や地域がん診療連携拠点病院などに指定されている。
2004年ごろには大幅な赤字を計上していたが、その後経営改善を進め、09年度から15年度までは経常黒字を計上している。取り組みは、総務省の 公立病院経営改善事例集 でも取り上げられた。
■飯田下伊那の取り組み
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次回配信は9月16日5:00を予定しています
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