【社会医療法人全仁会　倉敷平成病院　秘書・広報室課長　三宅裕代】

　これまで病院広報メディア戦略として、地元テレビ・ラジオ局でのPR番組の制作・放映、SNSや動画サイトの特性を生かした看護師採用ムービーの展開など、当院の取り組みをご紹介してきました。報道取材を受ける場合とは異なり、これらの番組制作や放映には、もちろんそれなりの費用が発生します。

　「それだけ予算を使うのなら、費用対効果をしっかり測定したい」という意見をいただくこともありますが、それを明確に示すのは、なかなか容易ではないと感じています。また、PR番組・動画の制作は、私たち広報担当者だけでなく、グループ内の各部署の協力なしには実現できません。原稿執筆やテレビ出演など、現場の職員の皆さんには負担も掛かります。それだけに、経営陣をはじめとした院内の理解と積極的な姿勢が不可欠です。

　今回は、当院が広報活動に力を入れる上で礎となっている院内の協力体制について触れたいと思います。

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