【社会医療法人全仁会 倉敷平成病院 秘書・広報室課長 三宅裕代】
倉敷平成病院は、1988(昭和63)年に神経内科・脳神経外科を中心とした脳神経疾患専門病院として、岡山県倉敷市に開院しました。
現在は脳神経疾患に限らず、整形外科・リハビリテーション科など計21診療科を標榜し、さらに予防医療の「平成脳ドックセンター」、糖尿病をはじめとした生活習慣病に専門のチーム医療で対応する「倉敷生活習慣病センター」、そして「総合美容センター」とを併せ、220床(一般127床:7対1、回復期リハ91床、人間ドック2床)を運営しています。このほか、介護老人保健施設やサービス付き高齢者向け住宅、訪問看護ステーション、デイサービスといった事業もグループで展開しています。
このグループ全体の広報を担当しているのが、私たち秘書・広報室です。現在、4人の職員が配属されており、地元メディアと協力した広報活動などを行っています。
携わった業務が形に残るということもあり、広報は達成感を得やすい部門だと思います。よく言われることですが、広報の仕事に必要なのは「自分の病院や所属組織がどれだけ好きか」ということだと思います。好きな人のことはもっと知りたいものですし、欠点を知れば、自分なりの知恵を働かせ、より良くしていきたいと思うのが人の常だからです。そんな思いで取り組んだ私たちの広報活動についてレポートしたいと思います。
■やっぱり反響の大きいマスメディア
ローカルメディアとして、テレビはやはり大きな影響力を持っているのではないでしょうか。
「医療機関がテレビに出る」という場合、報道の取材を受けるか、それ以外(広告宣伝としてPR番組を制作する、または既存番組の中でコーナーを担当する)に大別されますが、いずれにしても視聴者の関心の高まりなどを背景に、医療や健康の話題が取り上げられることが増えてきました。メディア側から取材を受けたり、広報番組の制作・放映について提案を受けたりする機会もあるかと思います。
次回配信は5月12日5:00を予定しています
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