【医療法人社団山形愛心会　庄内余目病院　企画課長　遠藤豊喜】

■圧倒的に多い　口コミによる“依頼型講演会”

　病院の広報活動において、当院が特に重視している医療講演会の開催方法についてお話しします。
　開催方法は2つ。一つは、当院の特化した診療、新しい治療法などについて広く知っていただくことを目的に、病院が主体となって講演会の企画から運営、開催まで、すべてを行う「自主開催型」。市民公開講座や医療者向け講演会というスタイルで開催します。

　もう一つは、当院で作成した「講演会テーマ一覧表」から依頼者がテーマを選んで依頼してくる「依頼開催型」です。電話からの申し込みがほとんどで、わずかではありますが、病院ホームページからもあります。依頼元の内訳を見ると、1位：地域住民、2位：市町村健康福祉課、3位：社会福祉協議会となっており、以下は公共温泉施設、企業・介護施設、学校という順です。2014年度の実績では、医療講演会全体のうち依頼型が約9割、開催型は約1割で、圧倒的に依頼型が多い結果でした。

　講演会に掛かる費用は無料です（すべて病院が負担）。また、どんな会場でも、しっかりとしたプレゼンテーションが行えるように、講演会専用のパソコン、プロジェクター、スクリーンを購入しました。その代わり、会場は依頼者が手配してくれるので、こちらとしても助かります。万が一、会場が手配できなかった場合は、病院の会議室を提供します。

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