【医療法人社団山形愛心会 庄内余目病院 企画課長 遠藤豊喜】
■草の根開催で確立した双方向スタイル
庄内余目病院(山形県庄内町/一般202床、療養122床)では、病院の広報活動において、「医療講演会」を特に重視しています。
地域住民を対象にした医療講演会は、1991年の病院開設時から開催してきました。当時担当していた部署は地域医療部(後の地域医療連携室)。病院の周辺地域を中心に草の根的な開催を続け、スタッフが地域に出て医療の話をし、住民の声を直接聞くという“双方向”のスタイルを確立しました。
■全員で取り組む医療講演会
これを機に、開催方法の見直しも行いました。病院と住民が双方向でコミュニケーションするスタイルは良かったものの、講演するのは一部の決まった職員でした。それでは、テーマや話す内容も回を重ねるたびにマンネリ化します。そこで、全職員で医療講演会に取り組むことを提案。講演会のテーマ募集に医師はもちろん、看護師、コメディカル、事務職員からも協力を仰ぎました。
次回配信は1月7日5:00を予定しています
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