【千葉大学医学部附属病院病院長企画室長・病院長補佐・特任教授 井上貴裕】
2016年度診療報酬改定では、「重症度、医療・看護必要度」(以下、看護必要度)の項目について、大幅な見直しがなされる予定であり、来年4月以降の見通しを立てることは困難な状況にある。私はまっとうに急性期医療を提供する病院には、適切な評価がなされるはずだと楽観的な感触を持っているが、各医療機関の現場では、必ずしもそのような解釈はなされていない。
14年度改定時には、7対1入院基本料の経過措置期間が改定から半年間の9月末までとされるなど、いざ決定されれば、迅速に対応しなければならなくなる。病床機能転換に伴うリハビリテーションスタッフの増員なども含め、今から戦々恐々としている病院は多いはずだ。
次回配信は11月30日5:00を予定しています
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