瀬戸内地域の若手病院職員が立ち上げた勉強会「瀬戸内医療情報ネットワーク(せとねっと)」のメンバーらによるリレー連載。昨年の連載「若手職員たちのリアル」で注目された「せとねっと」の活動のその後や、「医療情報と地域連携」への思いなどを若手たちがつづります。(最終回) |
これからの医療連携を支える若手を地域の中でどう育てるか―。この課題を、私たち若手の側から考えた場合、「自分は、いかに地域の医療連携に貢献できる人材に成長できるか」と言い換えることができます。
■自分は役に立っているのか…
私は2012年4月、新社会人として診療情報管理士の仲間入りを果たしました。病院の右も左も分からない入職1年目。日々の業務に取り組んでいても、患者さんと真摯に向き合う他職種の方々を目にするたびに、どこか所在なさや劣等感を強く感じていました。
「自分は本当に病院の役に立っているのだろうか」
「自分は誰からも評価されていないのではないか」
「他職種との距離感が縮まらない」
私はこれまでに味わったことのない孤独感と焦りに襲われていきました。
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