連載3回目の今回は、外来医療に焦点を当てる。これまで、外来の機能分化を進めるための取り組みが数々行われてきた。それらの効果もあってか、紹介なしで大病院を受診する患者が年々減少してきていることは事実だ。しかし、4月に厚生労働省が中央社会保険医療協議会(中医協)の総会に示した資料によると、500床以上の病院では、依然として約7割という高い水準で紹介なしの患者がいる。厚労省はこうした実態を踏まえ、2016年度診療報酬改定に向け、外来の機能分化・連携をさらに推進する方策のほか、重複投薬や残薬を減らすための工夫などをさらに検討すべきとしている。【丸山紀一朗】
中医協資料を読み解く(1)在宅医療(2015/05/01)
中医協資料を読み解く(2)入院医療(2015/05/07)
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