「一般病棟7対1入院基本料(7対1)の届け出病床は1万5000床くらいしか減っていない。誠に残念だ」-。3月初めに開かれた中央社会保険医療協議会(中医協)総会では、資料を見た支払側の委員からこのような声が上がった。連載第2弾は入院医療。2006年度診療報酬改定で創設された7対1は毎年増加が続いていたが、14年3月末時点の約38万床から、10月末には約36万6000床に初めて減少。しかし、厚生労働省も「依然としてすべての種別の中で最も多い」と急性期入院医療の課題に挙げており、16年度改定では7対1の要件がさらに厳格化される可能性がある。【丸山紀一朗】
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