厚生労働省は来年4月の診療報酬改定に向け、中央社会保険医療協議会(中医協)総会で今年2月から、テーマ別の議論をスタートさせている。これまでに、在宅医療、入院医療、外来医療の3つのテーマが議論された。今回は、連載「中医協資料を読み解く」の第1弾として、在宅医療を取り上げる。厚労省は、訪問診療で同一建物に住む患者の割合が高い医療機関は、低いところに比べ、在宅医療の総合的な質の指標の一つとされる「ターミナルケア加算」の算定回数が少ない傾向にあると指摘。同一建物患者を中心に訪問する医療機関には、2016年度改定でさらに厳しい目が向けられる可能性もある。【丸山紀一朗】
中医協資料を読み解く(2)入院医療(2015/05/07)
中医協資料を読み解く(3)外来医療(2015/05/07)
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