【相談支援センターこすもす所長・りべるたす株式会社代表取締役 伊藤佳世子】
私は現在、相談支援専門員という職に就いています。相談支援専門員というのは、障害のある方から相談を受け、障害福祉サービスなどの利用計画を作成する仕事で、介護保険で言えばケアマネジャーのような役割を果たします。このたび、医療と福祉の連携について連載依頼を頂きました。これから4回に分けて、福祉から見た視点での医療と福祉、その連携について書いていきたいと思います。
その時に思ったのは、今は世の中が進化していて、人工呼吸器のユーザーであっても、「花見はやっぱりビールだよね」とか「花よりサラミ」とか言って、ビールを飲んだりお弁当を楽しんだりすることができる時代になったということです。私が知っている範囲でも、いろいろな種類の気管切開の方法があって、誤嚥を防げるようにできるようで、食事をされる方もいます。また、人工呼吸器の大きさも数年前よりずっと小さくなっていて、車いすにリュックのように背負って出掛けられるようにもなっています。医療は進化していると強く感じます。
次回の記事配信は、5月7日5:00を予定しています
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