【医療法人藤仁会法人本部本部長 小関律雄】
前回は、2014年度診療報酬改定における外来のポイントを紹介したが、入院のポイントは「地域包括ケア病棟」だろう。ここに200床未満の急性期病院が参入する可能性は少なくないと思うが、病院が置かれた状況も異なるため、移行の決断が難しい場合がある。
入院から14日を過ぎると、入院時の初期加算が落ち込むほか、このころになると、診療行為も落ち着くので、出来高部分も下がる傾向にある。一方で、地域包括ケア病棟入院料(入院医療管理料)1は2558点(60日まで)と高く設定されている(このほか、看護職員配置加算150点、看護補助者配置加算150点が設定されている)。このため、15日以降は診療科や病名によっては「地域包括ケア病棟」の入院料が7対1、10対1の入院単価を上回る可能性がある。
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