【株式会社ファレッジ代表取締役 深井良祐】
薬以外にも、健康食品やサプリメントを飲んでいる人は多い。健康食品としては青汁などが有名であり、筋肉増強を目的にしたスポーツマンが飲むプロテインなども健康食品と言える。ビタミンを含んだ錠剤やカプセルなどのサプリメントもある。たまに、グルコサミンなどの効果が疑問視される健康食品やサプリメントも販売されているため、これらを購入する際には本当に意味があるのかを考慮しなければならない。
それはさておき、このような健康食品やサプリメントを飲んでいると、「薬を一緒に服用しても問題ないのか」という疑問が生まれる。結論から言えば、大半は薬と共に飲んでも問題はない。ただ、場合によっては重大な被害をもたらす場合があるため、患者に対して適切な説明を行わなければならない。
2つ以上の薬を併用すると、効果に違いを生じることがある。薬の効果が強く出過ぎたり、その反対に効果が減弱したりするのである。効果が強いと、副作用の出現につながる。また、効果が弱いと、病気を適切にコントロールできない。このように、薬同士が相互に作用することで、作用に違いを生じることを「相互作用」と言う。より一般的な言葉では、「飲み合わせ」と言い表すことができる。
次回の記事配信は、3月17日5:00を予定しています
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