【株式会社ファレッジ代表取締役　深井良祐】

　患者への薬の説明は薬剤師の重要な役割の１つである。しかし、薬剤師側はきちんと説明したつもりでも、患者側が専門用語を知らなかったり、薬剤師の説明が難しすぎたりで、実際には患者に何となくしか伝わっていないことがよくある。そこで、シリーズ「患者に伝わる“薬の説明”」では、患者が理解できるように噛み砕いた分かりやすい薬の説明について紹介していく。

　ジェネリック医薬品は、「値段が安くて効果が同じ」と一般的に言われている。果たして、これは本当なのだろうか。結論から言えば、「値段が安くて効果が同じ」というのは真実とは少し異なる。それでは、ジェネリック医薬品とは一体何物なのだろうか。

　現在では、薬局に行くと必ず「ジェネリック医薬品にしますか？」と聞かれる。それだけジェネリック医薬品という言葉が普及している証拠でもある。ただ、患者側からすると、ジェネリック医薬品に対していくつもの疑問が思い浮かぶ。例えば、下記のようなものである。



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