【メディカル・データ・ビジョン株式会社オペレーション部マネージャー 平井真司】
多摩北部医療センターでは経営改善を進め、2010年度から13年度の3年間で運営補助金を8億円削減できた。3回目は、退院支援を中心にした看護部と医事課の組織横断的な取り組みを紹介したい。
多職種で編成された単価UPチーム(事務局:医事課)では、退院支援における1つの指標として、12年度に退院調整加算の算定状況を周知した。退院調整加算は退院が困難な要因がある患者に早期に退院支援計画を策定、介入したことで退院できた場合に算定するものだ。同院の12年度の全退院患者数に対する算定率は3%前後だったが、データの分析を通じて改善課題として認識され、13年度と14年度、2つのステップで改善が行われた。
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