【佐久総合病院副統括院長西澤延宏】
佐久医療センターは、多くの職員・住民の期待と不安の中、本年3月1日に開院を迎えた。その後は、重症患者を佐久医療センターが担当し、中等症患者やリハビリの必要な患者の受け入れを本院や他の医療機関に依頼するという機能分化を進めている。
その後、早期の退院・転院を進め、平均在院日数の短縮に努めた結果、佐久医療センターの平均在院日数は4月の12.3日から、半年後には11日前後まで短縮した。本院も新病院開院後の4月には18.8日まで上昇したものの、現在では15日以内となっており、両病院ともにかなりの短縮が見られた=グラフ1=。この間の延べ入院患者数は前年同期と比べ少なかったが、新入院患者数・救急車搬送数・手術件数は右肩上がりとなっている。また、「重症度、医療・看護必要度」の基準も楽にクリアできている。機能分化を進めることが、効率化につながることが実証されたと言ってよいだろう=グラフ2=。
グラフ1 佐久総合病院、佐久医療センターの平均在院日数の推移
グラフ2 佐久総合病院、佐久医療センターの新入院患者数の推移
【訂正】グラフ1、グラフ2の表題とグラフの順番が誤っていたため、訂正しました。
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