【「待合室から医療を変えようプロジェクト」リーダー 河内文雄(医療法人社団以仁会理事長)】
待合室の持つ可能性について、今回は数字から考えてみたいと思います。現在わが国の1日当たりの外来患者数は、概算で診療所430万人、病院170万人です。そのうち薬の処方箋が発行される割合は約70%で、毎日およそ420万人の患者さんが薬を受け取っていることになります。しかし、患者さんが必要とするのは薬だけではありません。同時に重要なのは情報です。
■情報処方箋の出番です
では、もしも薬が処方されるのと同じ比率で「情報処方箋」というものが発行されることになり、待合室に「情報のデリバリーシステム」が完備されるとしたら、どうでしょうか。
次回配信は10月9日5:00を予定しています
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