新型インフルエンザ等対策措置法(特措法)を受けて示された政府行動計画の中で、全ての医療機関に作成が求められている診療継続計画(BCP)。来年早々に登録申請が始まる特定接種の必須要件でもあり、現在、限られた期間で効果的な計画を作成するため多くの医療機関が苦慮している。厚生労働科学研究で病院向けのBCP策定の手引きを作成した三重大病院医療安全・感染管理部の田辺正樹副部長に、策定のポイントと盛り込むべき内容を聞く。また先進事例として、国内に3か所ある特定感染症指定医療機関の一つである国立国際医療研究センター病院国際感染症センターの大曲貴夫センター長の取り組みを紹介する。【香西杏子】
(残り4226字 / 全4517字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】