病院や診療所による「かかりつけ医機能」の発揮を促す仕組みを議論する厚生労働省の分科会は5日、対象の医療機関に求める報告内容を固めた。「日常的な診療を総合的・継続的に行う機能」(1号機能)に関する報告事項は、具体的な機能を有していることや報告事項を院内で掲示していることに加え、「かかりつけ医機能」に関する研修の修了者や総合診療専門医の配置の有無、精神科・神経科など17の診療領域ごとの一次診療に対応できるかどうかや、いずれかの診療領域について一次診療を行えることとし、一次診療を行うことができる40疾患の報告も求める。【松村秀士】
また、継続的な医療が必要な人への継続的な相談も含め、患者からの医療相談への対応についても報告してもらう。分科会では、議論の取りまとめを月内に行う方針。
2025年4月に施行される「かかりつけ医機能報告制度」では、病院や診療所は1号機能を整備しているかを都道府県に年度ごとに報告する。
1号機能を整備していると報告した病院・診療所は、
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